食彩ネットワーク

生涯学習講座「三浦半島の農のちから」受講生募集が始まりました

2026年9月17日

三浦半島食彩ネットワークが協力する生涯学習講座【横須賀市民大学】の
「三浦半島の農のちから――地域を耕す人々の仕事と哲学」
の受講生募集が始まりました。

本講座では、種屋・農家・養殖漁師・養蜂家・料理人など、
三浦半島の「食」と「農」に関わる9人のゲストを迎え、
それぞれの仕事へのこだわりや、地域との関わりについてお話を伺います。

品種へのこだわり、農産物のブランドづくり、直売、加工、観光、
海での養殖、そして農業と生態系のつながりまで。
生産の現場で考え、工夫を続ける人々の言葉を通して、
三浦半島の農業が持つ「ちから」を探っていきます。

講座概要

  • 講座名:三浦半島の農のちから――地域を耕す人々の仕事と哲学
  • 開催日:2026年10月18日(日)~12月20日(日)
  • 時間:10:00~11:30
  • 回数:全9回
  • 会場:まなびかん・第1学習室
  • 受講料:7,200円(全9回分)
  • 持ち物:筆記用具

全9回のテーマ

  1. 10月18日 地域のタネ屋が捉える三浦半島の農業
    ゲスト講師:ミヤサカのタネ 宮坂和彦
    農業の最上流にいる種屋の視点から、三浦半島の農業全体像を俯瞰する導入回。大根やキャベツをはじめとする地域品種の歴史と現在、農家の栽培動向の変化、種の多様性が失われることへの危機感など、畑の外から農業を支えるプロの目線で語ってもらう。
  2. 10月25日 産地野菜を支える農家の意識
    ゲスト講師:山崎農園 山崎和善
    海洋深層水を野菜栽培に取り入れるという三浦ならではの農業を実践する山崎農園。産地・三浦のブランドを支えることへの責任感、地道に「うまいものを作る」ことへの執念、産地野菜を守り繋いぐ農家の意識を語ってもらう。産地農業の土台を支える農家像にフォーカスする。
  3. 11月1日 独自路線で直売と多品種栽培を続ける
    ゲスト講師:高梨農場 高梨雅人
    年間約150種類の野菜を栽培し、量販店向けの主流品種をあえて作らない高梨農場の哲学を深掘りする。「料理によって品種を使い分けてほしい」という生産者としての矜持、直売・料理店への直接販売で成り立つビジネスモデルから、唯一無二の農家像を探る。
  4. 11月15日 自分のブランドを作る野菜作り
    ゲスト講師:伊藤農園 伊藤克己
    かぼちゃに特化したブランド農家として、多品目×直売×スーパー納品×通販という多彩な販路を持つ伊藤農園の戦略を語ってもらう。農家が自らブランドを作り発信することの意味、子どもたちへの食育活動、「農業で食っていく」ためのリアルな経営感覚まで。生産だけでなくマーケティングも担う現代農家の姿を示す回。
  5. 11月22日 海の畑で行われるわかめ養殖の世界
    ゲスト講師:安浦港 佳栄丸 栗山義幸
    野菜が土に根を張り、農家の手で育てられるように、わかめもまた海という「畑」で人の手によって育てられる。横須賀・東京湾側の浅海域は全国屈指の漁場であり、その海でわかめ養殖を続ける栗山氏に、種苗の管理から収穫・加工までの一連の仕事を語ってもらう。陸の農業と対比しながら「海の農業」としての養殖の本質を掘り下げるとともに、海水温・潮流・水質といった環境条件が品質を左右するという養殖ならではの難しさにも迫る。
  6. 11月29日 三浦野菜から生まれる新たなプロダクト
    ゲスト講師:(株)高梨農園 高梨尚子
    野菜の生産から加工・販売まで一貫して手掛ける高梨農園の事業展開を紹介する。旬の野菜をただ売るだけでなく、加工品や新商品として付加価値をつけることで農業経営を多角化するアプローチ、女性が農業経営を担うリアル、地域ブランドとしての三浦野菜をどう育てていくかという視点も語ってもらう。農業の「川下」への展開を考える。
  7. 12月6日 三浦三崎の料理人が見据える三浦野菜のポテンシャル
    ゲスト講師:(有)くろば亭 山田拓哉
    市場から直接仕入れる三崎の地魚・まぐろ、そして畑から直送される三浦野菜を料理に使い続けてきた料理人の目線で、三浦産食材の魅力と課題を語ってもらう。「農家が作ったものを料理人がどう受け取るか」という需要側の視点は生産者に新鮮なフィードバックをもたらす。農業と飲食をつなぐバリューチェーンを探る。
  8. 12月13日 農業を観光産業へと展開する
    ゲスト講師:ザ・作兵衛フルーツガーデン 石井孝太郎
    農業に「体験」と「エンターテインメント」の要素を持ち込むザ・作兵衛フルーツガーデンの取り組みを紹介する。農業が生産だけでなく「来てもらう・楽しんでもらう」産業になる可能性、農業×観光×地域づくりの接点、インバウンドや都市部からの集客という視点も含めて議論する。農業の新しい可能性を紹介する。
  9. 12月20日 三浦半島の農業と環境に関わる養蜂の関係
    ゲスト講師:大仙養蜂園 飯倉剛
    シリーズの締めくくりは、農業と生態系をつなぐ養蜂の話。ミツバチは農作物の受粉を支える存在であり、養蜂と農業は切っても切り離せない。農地環境とミツバチの生態系を踏まえた三浦半島の農業と養蜂について、養蜂家の視点で語ってもらう。農業の姿を環境・生態系という広い文脈で紹介。

三浦半島の農業を、つくる人、届ける人、料理する人、そして地域や環境とのつながりから
多角的に見つめる9回シリーズです。

三浦半島の「食」と「農」のこれからを、一緒に考えてみませんか。