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トークイベント「生産者の現場から見た気候変動」1/26に開催!

2025年1月13日

地球規模の危機として、誰もが無視できない気候変動問題。日々の仕事のなかで、身近に気候変動の影響を受けているのは、常に自然と対峙している農業者や漁業者です。現在、畑や海の生産現場ではどのような環境変化が起こっているのでしょうか。
その問いに答えるべく「生産者の現場から見た気候変動–環境変化に対峙する三浦半島の農漁業者たち」と題したトークイベントを開催します。
パネラーは世代も異なる三浦半島の4人の農漁業者です。
環境配慮と多品種生産で独自の農業直売モデルを築く高梨農場・高梨雅人さん(三浦)、「獲りすぎない漁業」を標榜し猿島わかめ養殖に取り組む安浦港佳栄丸・栗山義幸さん(横須賀)、ドイツで環境保全型農業を学び実践するながしま農園・長島勝美さん(横須賀)、葉山唯一の女性漁師として季節ごとの漁を営みながらアマモを増やす活動にも取り組む桜花丸・長久保晶さん(葉山)。そして進行役は取材を通してこの4名の活動を知り、本トークイベントを企画した食彩ネットワーク事務局の桑村治良が務めます。
ぜひ三浦半島の食の生産現場で起こっていること、そして生産者が環境変化にどのように向き合い、未来を考えているのかを知ってください。

高梨農場・高梨雅人
高梨農場は、三浦半島の豊かな風土を活かし、旬ごとの少量多品目栽培、環境にやさしい栽培技術の採用した農業を行う。年間150種類の野菜を生産し、その全てを直売で販売するという農業モデルを築き、異業種間で構成された「三浦半島食彩ネットワーク」の活動により、2018年に山崎記念農業賞を受賞する。

安浦港佳栄丸・栗山義幸
佳栄丸では1963年に当時最新技術だったわかめ養殖を神奈川県に導入し、横須賀市猿島地先に自生する天然わかめの種苗から養殖を始める。わかめ養殖事業を引き継いだ3代目・栗山義幸さんは「獲りすぎない漁業」を標榜。個人でフリー配偶体を用いた種苗生産技術を学び、猿島わかめの養殖を行っている。

ながしま農園・長島勝美
横須賀市長沢で鎌倉時代から続くながしま農園。長島勝美さんは大学卒業後はドイツで一年間農業研修を経験し、環境保全型農業技術を学ぶ。平成18年度には環境保全型農業推進コンクール農林水産大臣賞を受賞。露地野菜、施設野菜を200a以上の農地で生産し、有名飲食店に卸したり、直売所等で販売している。

桜花丸・長久保晶
葉山真名瀬漁港に二隻の船を持ち、季節ごとの漁を営む。春はわかめ・ひじき・天草などの海藻、6月から9月いっぱいまでは裸潜りで栄螺や鮑を。8月から刺網で解禁になる伊勢海老を獲り、潮目の良い冬は覗き漁で海鼠や鮑、栄螺を獲り、通年蛸漁を営む。近年はアマモ(海藻)を増やす活動や、食育や魚食普及活動も行っている。

三浦半島食彩ネットワーク・桑村治良
地元の生産者と関係を深め、三浦半島の農業・水産業者が集まった「三浦半島食彩ネットワーク」の設立に携わり、事務局長を務める。

「生産者の現場から見た気候変動–環境変化に対峙する三浦半島の農漁業者たち」
【日程】1月26日(日)
【時間】13:00~15:00
【会場】16スタートアップ(横須賀市小川町16-5 富士ビル 3F)※横須賀市役所裏
【定員】50名
【参加費】1000円(当日、受付でお支払いください)
【申し込み】こちらのGoogoleフォームからお申し込みください 申し込みフォーム